*岐阜ばら会の会誌

平成30年度の一年間の活動内容をまとめた第76号になる会誌が出来てきました。

去年から全てカラー化になってバラの色が判り易くなりました。

 

*接ぎ木苗のその後

1月27日にバラの接ぎ木を行ってから、38日が過ぎました。今年は夜間も加温出来る温室に途中から移動しましたので、成功率

がいいようです。7割くらいでしょうか。しかし、まだまだ油断が出来ません。

同上。

*第358回例会 平成31年1月27日(日)9時~16時 岐阜大学農場実習室、温室  接ぎ木講習会

今年の接ぎ木講習会は予定していた日より1週間延期になりましたので、参加者が大幅に少ないと危惧しましたが、例年通りの人数となりました。

まず、松井会長の講義から始まりました。穂木は全て品種登録が切れたバラばかりです。

台木は土で汚れていますので、高圧洗浄機できれいにしました。

各テーブルに分かれて、接ぎ木の始まりです。

新人にはベテランが指導します。

食事のあと、K理事がスタンダードの用の接ぎ木の説明です。夏の講習会でK理事が配布され、会員が各自養生してきた長い台木を使います。この場で自分の手で接ぎ木をし、家に持ち帰り大切に養生します。

接いだあと、農場の温室で黒ポットを使い、植え込みます。

同上。

植えたあと、温室で養生します。このダブルフレームが威力を発揮します。

品種毎に並べます。このあと、充分灌水して、新聞紙を被せて散水して、蓋を被せます。その上に毛布を覆い、保温します。

4月が楽しみです。

*第357回例会 平成30年12月9日 13時~15時  笠原副会長宅 木立性バラの仮剪定、つるバラの剪定、誘引、鉢バラの植え替え講習会

バラ栽培は12月が1年のスタート時期と言っても過言ではありません。木立性バラの仮剪定、つるバラの剪定、誘引、鉢バラの植え替え、大苗の植え付け、そして施肥と冬に行う作業が目白押しです。1年で一番忙しい時期で、この時の作業が来季のバラの出来を左右します。

大勢の会員が集まり、講義と実際の作業が行われました。

まず最初に屋内でレジメを使い、全体の説明を行いました。

同上。

同上。質疑応答もあります。

庭に出て、つるバラの剪定、誘引の説明です。頭と目を守るためヘルメット、眼鏡、皮手袋の着用します。

バラはつるアイスバーグ、クラウンプリンセスマルガリータ。

同上。

アーチへの誘引の説明です。品種名はルイージュオジェ。

今度は外に出て、大鉢のバラの植え替えです。根が回って中々ほぐせないので、ノコギリで周り、底を切り落とします。品種はA・バルビエ。

根元に癌腫病を見つけました。こぶ状になった部分を切り取り、しばらく様子を見ます。

再び室内に戻り、鉢バラに使う土壌の説明です。

鉢植えの木立性バラのHTの植え替えです。

つるバラ(レイニーブルー)の植え替えとオベリスクへの誘引です。

 

この後、温かい飲み物とお菓子で一息つきました。

*秋のバラ展 10月20日(土)、21日(日) 9時~17時  花フェスタ記念公園

今年は夏の猛暑と2回の台風のため、ガーデンのバラも大部被害を受け、出展するバラも限られたものになりました。

例年、秋のバラ展は春に比べて少し寂しいものになりがちでした。そこでK理事の尽力で、写真パネルで会場を盛り上げようと、会員のガーデン紹介と好きなバラの展示も行いました。

 

 

会員のガーデン紹介とバラの展示の他に、「岐阜ばら会の63年の歩み」もパネルにして、展示しました。

展示室が2階にあるため、1階からも判るようにしました。

展示室の周りに写真パネルを配置しました。

会員のガーデン紹介です。

同上。

会員の好きなバラの紹介です。

同上。

可憐なミニバラの寄せ植えを使ったミニガーデンが入り口でお出迎え。

会場の様子です。

同上。

同上。

同上。

同上。

多くの人に見てもらいました。

2日目の午後からは、世界的に有名なバラの女性育種家である河本純子さんの講演会です。

魅力的な新しいバラを次々に作出されています。新品種作出の苦労、品種登録についてお話されました。又、新品種の紹介もありました。

憧れの河本さんの話に多くの会員が耳を傾けていました。

同上。

講演後、河本さんを中心にして、参加者全員で記念撮影です。

そのあと、2ショット写真も撮りました。

新人賞。K・Kさん。

新人賞。Y・Kさん。

アレンジメント賞。N・Iさん。

鉢物賞。N・Kさん。

コーナー展示。特別賞。

 

表彰式の様子です。入賞者には住友化学園芸さんからバラ関連グッズが貰えます。

*夏の剪定講習会  8月26日(日)10時~12時    K理事宅

今年は酷暑になった中、バラの管理も大変でした。毎日の水やり、消毒、花芽のピンチ、台風対策とかなり疲れました。余り暑いのでバラの葉には薬害も出ました。その分消毒もしなくて助かりましたが。

その中でも木立性のバラは大きくなり、夏剪定の時期を迎えました。今回からK理事宅を会場にお願いして、講師もK理事になり、春のバラ展以来多くの会員が参加して、暑い中開催されました。

日差しが強いので、屋根付き駐車場とパラソルと寒冷紗の日よけが用意されていました。感謝です。

まずは秋バラを楽しむための木立性バラの夏剪定の意義の説明です。レジメも頂きました。

今年は例年になく暑さが続いているので、少し遅らせて剪定は9月上旬にしたほうがいいかもしれないと説明もありました。

皆さん、真剣に聞き入っています。

説明のあと、いよいよ実技にはいりました。HT系、フロリバンダ系、シュラブ系と分けて剪定です。

剪定の実演の途中、余りの暑さに冷たい飲み物で一息つきました。

質問も多く出ました。

最後はスタンダード用の台木の養生の説明です。K理事が朝4時に1mの野イバラを40本位採ってきてくださいました。一人1本頂き、冬の接ぎ木の時まで養生します。又、最初にテッポウ虫の退治の方法を注射器を使い説明されました。

剪定ハサミ、高枝ハサミ等の道具類、剪定方法、スタンダード用台木、カミキリ虫対策の説明と、もり沢山の内容でした。

*春のバラ展  5月26日(土)、27日(日) 花フェスタ記念公園

今年も岐阜ばら会のメイン行事である春のバラ展が開かれました。例年、5月12日から15日頃に開催されていましたが、会場の都合で2週間遅くなり、また今年はバラの開花が10日程早くなりました。このダブルパンチで展示できるバラがあるかどうか心配されましたが、出展が少し少なかったものの、会員の努力のお陰で立派なバラが展示されました。

それでは、その様子をご紹介します。

 

 

会場の様子です。

同上。

バラの他にも多くの花があります。

同上。

鉢バラも多くあります。

アレンジメントです。

バラのトンボ玉です。

同上。

アレンジメントです。

特別賞の展示です。トールペイント、寄せ植え、アレンジメント、バルーン、小物、そしてバラの伊豆の踊子。大作です。一宮市H・Aさん。

鉢物賞。良く手入れされた多くの鉢バラで彩も華やかです。各務原市、N・Kさん。

もう一つ鉢物賞です。岐阜市、K・Wさん。

新人賞。今ブームのバラのハ―バリウムです。各務ヶ原市、M・Nさん。

アレンジメント賞。バラと小物が良く合っています。一宮市、T・Kさん。

アレンジメント賞。クレマチス、オルレアなどの季節を感じさせます。岐阜市、T・Mさん。

アレンジメント賞、遠く富山県、射水市からの参加です。M・Hさん。

花フェスタ記念公園がバラの見頃を迎えているため、多くの来場者がありました。

同上。

松井会長による、例会です。土壌と植物栄養について。

表彰式の様子です。

同上。

同上。

受賞者には住友化学園芸さんから、バラ関連グッズが頂けます。

皆さんで記念写真。

*日帰りバス旅行  5月20日(日) ローザンベリー多和田、びわ湖大津館、松尾園芸

バラシーズン、第2弾のイベントです。今年はローザンベリー多和田(米原)、びわ湖大津館(大津市)、松尾園芸(京都市)の3カ所です。バラ園見学、ランチ、買い物と内容豊富です。西岐阜駅に8時半に集合して、出発です。今年はバラの開花が10日程早くなり、少し心配しましたが、訪問ガーデンは良く咲いていました。

 

 

バス車内の様子です。

まず最初は米原市のローザンベリー多和田です。入園する前に皆さんで記念写真。

園内の様子です。良く手入れされており、植物が豊富です。寄せ植えも多くあり、参考になります。

同上。

同上。

ここは2度程訪れたことがありますが、確実にバージョンアップしています。以前に無かったローズガーデンが池の畔に出来ています。8分咲きで、新しい品種も多くあり、見ごたえがあります。約60種、180株のバラです。

きれいです。バラが・・・。

バラを彩る植物も多くあり、参考になります。

よく咲いています。

天気も良く、花も多く見られ満足そうです。

黄色のワイルドフラワー畑です。

このバラの回廊をローザン鉄道が走り、牧場の方へ続いており、「イギリスの古い街並み」が建設中です。家族連れで一日楽しめる場所です。

次の目的地のびわ湖大津館で、丁度昼になりましたので、まず最初に少し贅沢なランチです。結婚式場の雰囲気です。もう少し男性が多ければ、中高年のお見合いパーティーかも・・・?

同上。

クラッシックホテルで、びわ湖を眺めながらの優雅な気分でランチを頂きました。

びわ湖大津館からのノットガーデンとフレグランスガーデン、そしてびわ湖の眺めです。

満開は少し過ぎていましたが、まだまだ咲いていました。ここは京阪園芸の小山内健が監修したガーデンで、300種、3000株のばらです。

びわ湖大津館をバックに、パーゴラのつるアイスバーグが満開です。

バラを眺めながら、満足そう。

びわ湖を背景に、バラの香りに包まれ、バラを身近に触れて、優雅なひと時です。

ガゼボのある上部迄バラが続いていて、びわ湖が眺められます。

ボーダーガーデンもあります。

最後は松尾園芸さんです。入り口で記念撮影。

まず最初に松尾園芸さんの社長の息子さんから、レクチャーを受けました。

同上。

ガーデンと売り場が一緒になっています。

同上。

 

希望のバラがあったかな?探すのに熱が入ります。

天気が良すぎて少し暑かったのと、大部歩いたので少しお疲れモードです。でも、毎日これ位歩かないと、明るい未来はありません。

*第9回 岐阜ばら会ガーデンツアー  5月16日(水) 一宮方面

いよいよ、バラの季節になりました。一年で一番忙しいシーズンです。個人で会員のガーデンを見に行ったり来られたり、ローズガーデンの見学等々…。今年は開花が10日程早くなり、スケジュールの変更が余儀なくされています。その中での会員宅のガーデンツアーが行われました。今年は一宮方面です。

まず最初はM・Mさん邸です。2度目の訪問です。

ジュードオブスクエアー、ジェネラスガーデナー、マニントンカスケード等が満開でした。

宿根草も多くあります。

同上。

2軒目はY・M邸です。丁度地域の皆さんにオープンガーデンを開催している所をお邪魔しました。多くの人が来られていました。

 

 

 

 

 

 

 

最初にシフォンケーキとドリンクを頂きました。ごちそうさまでした。

木々が豊富にあり、40数年のバラ歴の丹精込められたガーデンです。

バラは無農薬で育てられ、病虫害に強い品種ばかりですが、沢山咲いていました。他の植物も豊富にあります。

3軒目はすぐお隣のY・Mさん邸です。ここも2度目の訪問です。シーンが一変して、華やかなガーデンです。2軒が相乗効果になっています。

バラは100種類以上、宿根草、一年草も多くあります。

みんなで記念写真です。

丁度昼になりましたので、近くの店でランチです。半分バイキングです。欲が出て少し食べすぎました。男性は150円増しです。う~ん、シルバーの男性にとってちょっと不公平ですね。

4軒目はT・K邸です。満開の芽衣がアーチで出迎えてくれました。

芽衣、フローレンティーナ、P・ロンサールが豪華です。

記念写真です。

5軒目はJ・T邸です。コンパクトにまとまったガーデンです。アンジェラ、キング、サマースノー、P・ロンサールが満開です。

オルレア等の一年草、宿根草もあります。

角地をうまく利用してあります。

次のガーデンに歩いて向かう途中に、Tさんのガーデンに立ち寄りました。

相変わらず素晴らしいガーデンです。

6軒目はR・K邸です。道路沿いの壁面にはP・ロンサールが満開でした。

アプリコットネクター、キング、モーゼル等も満開です。道路面をうまく利用してあります。

ここでも記念写真です。

7軒目はH・Aさん邸です。2度目の訪問です。住宅とよくマッチしています。正面にはつるアイスバーグが迎えてくれます。

セコンドガーデンもあり、果樹等が豊富です。

南面のP・ヒマラヤンムスクの前で記念写真です。

*平成30年度総会、新苗配布  4月8日 岐阜大学農場

いよいよ新しい年度の始まりです。司会を村木理事にお願いして、会員54人が参加して始まりました。

まずは会計報告、監査報告があり、事務局から役員人事案、行事計画案の提案説明があり、承認されました。

会場の様子です。

同上。

同上。

*新苗配布

今年の1月20日に接ぎ木をして、約2か月半経ちました。大部大きくなり、花の咲いているのもありました。今年は余り成功率が良くありません。約半分位の成功率です。2月が寒かったのか、技術が伴わなかったのか、多分両方です。これも勉強です。

品種毎に並べ替え、温室の外に出します。

同上。

同上。

失敗作です。

外に出し並べた後、いよいよ会員に2本頒布します。みんな、真剣になって選んでいます。

品種登録の切れた品種ばかりですが、いいのもたくさんあります。

希望のがあったかな?

会計さんに申告して、帰ります。